個性ってなに?人と違う人生ってなに?

個性の重要性を考える

個性があることが大事という言葉を聞いたことがあるでしょう。
オリジナリティがあることが重要視されるシーンは世の中にたくさんあります。

たとえば就職活動で勝ち抜くには、他の人とは異なる魅力を持っていないと難しいです。
婚活をするときも、他の同性よりも異性の興味をひく特徴を持っていれば有利になります。

このような事情があるので個性はポジティブな武器であると考えられがちです。
しかし、そもそも何をもって個性があるといえるのか分かっていない場合もあります。

なぜなら、日本では調和を大切にする教育を施してきたからです。
幼いころから学校でルールを教えられますし、先生や大人の真似をすることが尊ばれる傾向があります。

周りと同じ制服を着て、同じ時間帯に登校して同じ内容の授業を受けます。
近年になってようやく自主性を重んじる教育にシフトしつつありますが、それでも他人との調和を乱すことは悪という認識です。

他人と自分に差がなければ違和感を覚えない

そのような環境で、オリジナリティを持つのは簡単ではありません。
どういったものが個性に該当するのか悩むのも無理のない話しといえます。
そういう場合は、他人を見たときに感じる想いに目を向けてみましょう。

他人と自分に差がなければ、きっと何も感じないはずです。
正確にいうと違和感を覚えないということです。

それに対して違和感を覚えるときは、他人と自分の間に差があると考えられます。
たとえば、周りの人が急いで作業をしているときに違和感を覚えたとします。

なぜそんなに急ぐのだろうと感じたのであれば、自分は周囲よりおっとりしている性格ということです。
逆に周りがゆっくりしているときに、それを見て苛立ちを感じるときもあるでしょう。

そうであれば、自分はせっかちな性格であると分かります。
自分は他の人と変わらないと感じていても、このようにチェックしていくと多くの違いがあると分かります。
そのどれもが自分の個性に他ならないのです。

そもそも他人の人生がどういうものなのかの定義がない

また、他人と同じ人生だとつまらないという人が多くいます。
しかし、そもそも他人の人生がどういうものなのか定義されていません。

たとえば、いい大学を出ていい会社に入ることが、普通の人生だと考えている男性もいるでしょう。
幸せな結婚をして子育てすることをそう認識している女性も多いかもしれません。

しかし、現代社会において人の歩む道は多様化しつつあります。
いい大学を出ても、いい会社に入れるとは限りません。

高学歴でニートになっている人も珍しくない時代です。
終身雇用は過去の話であり、いい会社に入ってもリストラされる可能性があります。

幸せな結婚だと感じていても、SNSを使って浮気をされるような事態もよく起こっています。
つまり、普通の人生という概念自体がもう成立しない状況なのです。

言い換えると、人と違う人生を探さなくても必然的にそうなっているということです。
他人との違いではなく、自分の人生をより豊かなものにすることを意識したほうが良いでしょう。